大船高校テニス部

大船高校テニス部です。厳しい練習とトレーニングに励み充実した日々を送っています。

フェド杯

日本のテニス界は女子も頑張っています。

2月4日から7日まで、中国・広州(広州オリンピック・スポーツ・センター/ハードコート)で開催された女子国別対抗戦「フェドカップ(フェド杯)」のアジア・オセアニアゾーン・グループ1部。大会最終日の7日、日本はカザフスタンとの決勝を2勝0敗で制し、ワールドグループ2部プレーオフへの挑戦権を手にした。

シングルス2の土居はスタートから快調に飛ばした。フォアハンドを軸にプティンセバを左右に振り回し、相手に得意のハードヒットを簡単には打たせない。第1セットを6-1で奪うと、第2セットは3つのブレークを重ねて6-3。「今年に入って一番よかった」というテニスで最後まで相手を翻弄し続け、絶好の形で次へとバトンをつないだ。そして、シングルス1の奈良の奇跡のゲームが始まる。
 大会2日目の試合前練習で腰に張りを感じ、奈良は2日間を休息に充てていた。「劇的によくなった」と言うが、3日ぶりの実戦が優勝のかかった舞台というのは酷だったかもしれない。立ち上がりから動きが固く、球際で踏ん張りがきかない。得意の速攻も、持ち前のフットワークも影を潜める。第1セットの第7ゲーム後には、メディカルタイムアウトをとってマッサージを受けたが、試合の流れは変わらない。第1セットを2-6で落とすと、第2セットも2-5でシュウェドワのサービスゲーム。それも、あっという間に40-0と追い込まれた。
「勝ちビビりする相手だというのは頭にあった。勝てないまでも、ダブルスの前に少しでも疲れさせようと思った」。スコアこそ追い込まれていたが、緊張と腰への不安から固かった動きはほぐれ、体が温まったことで腰の違和感も消えていた。さらに、「ようやくコースが読めるようになって、先に動けるようになっていた。それが持ち味ですから」。逆襲の準備は整っていたのだ。結局、奈良は第8ゲームから第12ゲームまでの間に合計10本のマッチポイントをしのぎ切ってタイブレークに持ち込み、これを7-4でもぎ取る。
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プロでもこんなことがあるんですね、高校生はもっと何が起こるか最後までわかりません。

写真の左、穂積選手は湘南工科1年生でインターハイのダブルスで優勝しました。